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2007年11月 4日 (日)

電脳コイル ~そのメカニズムと公共インフラの将来像(1)~

ここ数年のアニメーション・SF作品の中でも「電脳コイル」はずば抜けた傑作と言っていいだろう。「トトロのキャラ+攻殻機動隊=ゆるいサイバーアクション学園アニメ」みたいな感じでスタートしたけれど、終盤に入ってからはホラー調になったり(ザ・インターネットかエネミー・オブ・アメリカみたいな)社会派ミステリーになったりと緊張感あふれるダイナミックな展開で目が離せない。

ストーリーの面白さもさることながら、アイディアが秀逸である。電脳コイルは単に「お化けが見えて、不思議な術が使える魔法のメガネ」を使う子供たちの冒険物語であるにとどまらず、公共インフラ電脳化の将来を具体的なビジョンで示した作品でもある。メディアではRFIDETC、ユビキタスコンピューティング、etc、様々な要素技術が毎日のように紹介されているが、それらをつなぎ合わせた将来の我々の生活がどの様なものになるかをこれほど雄弁に描き出した小説・報告書・映像作品・評論を知らない。これは産業省や国交省にとって最高のプロモーションビデオである。おそらく視聴者の中には産業省や国土交通省の若い官僚もいて、何とか再来年あたりの予算にアイディアを組み込めないかと思案しているのではなかろうか。鉄腕アトムや機動戦士ガンダムがロボット研究・開発に多大な影響を及ぼしたように、電脳コイルは今後数十年の公共インフラ電脳化を方向付ける作品になる可能性が高い。

さて、そうは言っても作品中の電脳インフラとは相当複雑な仕組みの様だ。どんなメカニズムなのかを想像しながら、実現可能性や問題点などを考察してみたい。

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