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2007年11月21日 (水)

電脳コイル ~そのメカニズムと公共インフラの将来像(7)~

<メカニズム: サーバ側 ~デンスケは何処に居るか~>

さて、此処からはサーバ側の機能だ。電脳インフラ内の各種サービスはどのようにして実行されるのだろう。例えば仮想ペットはどのコンピューター上で実行されているのだろうか?

考えられるのが以下の4ケースだ。

① ローカル端末(電脳メガネ)

② お家サーバ

③ ペット会社のサーバ

④ 大黒市(電脳管理局)、メガマス社等のサーバ

どれも正しい。仮想キーボードや指電話位ならメガネ内で全て実行するのだろうが、電脳ペット位は皆で可愛がって楽しむものなので、次の様な役割分担が良さそうだ。

電脳メガネ(①)はユーザーが抱上げる等の接触判定やインタラクティブな操作を受け持つ。②のお家サーバーか③のペット会社のサーバがペットの行動や生育履歴などを管理する。ペットの動作や位置は周辺に居るユーザー全員のメガネに通知され、メガネ(①)はそれぞれの視点から見た3次元映像を描画する。一方、ペットやユーザーの位置、幾何形状、接触判定結果などはその空間を管理するサーバ(④)上で一つのデータに統合される。

④はちょっと「?」かもしれない。全てのユーザーが空間を共有する必要が有るのだろうか?他人が楽しんでいるゲームや電脳ペットまで見せられる必要が有るのだろうか?電脳コイルの世界の電脳インフラはそういった物なのだ。例えば、公園の一隅で電脳キャッチボールを楽しんでいる子供たちがいて、近くで電脳テニスをやっているグループがいるとする。ボールが飛んでいって、子供がそれを追っかけてくる。こんなとき、他人が何をやっているのが見えたほうが安全だし、新たなコミュニケーションの機会も発生する。だから。全てのユーザーが単一の空間を共有する事は必要なのだ。無論、学校や職場や個人の住居内などは物理的にも社会的にも仕切られた別空間だから切り離して扱ってよい。これが別ドメインと言うことになるのだろう。

しかし、全ての物体の接触判定情報を一元管理するのはとんでもない処理量になりそうだ。一つの空間内にN個の物体があると考えて、N×(N1)/2回の接触判定だ。多分空間を細かく分けて分散データベースにして、DNSみたいに階層構造にして順番に上位のサーバに問い合わせして・・・・・、などと妄想するばかりだ。

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